壁をすり抜ける
小学校か中学校か、いつかの何かの授業中、先生の雑談のお話です。
曰く、人間が壁をすり抜けることは不可能ではない。
「物体が壁にぶつかったとき、物体を構成する素粒子のいくつかが壁をすり抜けることがある。
人体も素粒子の集合体だから、その全てが一度に壁をすり抜けることだって不可能とはいえない」
といった内容だったと思います。
1秒に1回、一生ぶつかり続けても・・・な確率だけど、ゼロとは言い切れないとかなんだとか。
理科担当ではない先生の話なので、理論として正しいかは分かりません。
「壁にぶち当たってもあきらめるな」とか、「夢が現実になる未来がきっと来る」とか、
何かちょっと良いこと言ってくれてたような気もしたり、ただの雑談だった気もしたり
先日部屋で壁にぶつかったとき、いろいろと思い出したので書いてみました。
とても痛かったです。
これで私が壁を透過できたとして、壁の向こうで私に戻れる可能性はどれほどあるのでしょうか。
伊藤